落語家になるには?

好きな落語家、又は尊敬する落語家を決めて入門(弟子入り)します。
弟子入りをしないと勝手に一人ではなれません。弟子入りは基本です。寄席に通って声をかけるも良し、自宅に押し掛けるも良し・・・師匠によってはすぐに弟子入りを許可してくれない場合もあり、根気と情熱そして熱意が必要?

▼ 前座
約4~5年勤めます=いちばん古い前座を「たて前座」といい、その時出ている寄席の前座の責任者。その日の出演者の演目を「ネタ帳」に墨で書きます。前座は毎日、昼席、夜席どちらも始まりから終了して後片づけが終わるまで寄席に勤めます。外の仕事を取るときは師匠の了解を得たりしなければならないことも多いです。

▼ 二ツ目
約10年勤めます=ここから独り立ち。お名前を襲名したり少し落語家として認められ始めます。自分の食いぶちは自分で稼ぐというのもこの頃から。前座の時と違い毎日寄席には出られなくなり、強制休みというのがあります。自分の出番の少し前に寄席に入り、終わったら帰ってもよいです。一ヶ月に一度も寄席が入らない時もあります。イベントの司会や落語会、結婚式の司会などで生計を立てます。寄席以外の仕事が勝手にできるのも二つ目になってからです。

▼ 真打ち
最終。これ以上、上の呼び名はありません。偉くなると(真打になってからだいぶ立つと)大きな名前を襲名したりします。真打ちになった時に「真打ち披露」をしてパーティーを催します。前座さんや外部の人から「師匠」と呼ばれる様になり、寄席に出演して高座から降りて着替えをするときには前座さんが 着物などたたんでくれます。東京の落語家だけのもので関西にはありません。

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